2009年04月16日

ひどく傷ついたこと(後編)

電話でいきなり言われたこと。
それは、
「いったい何考えてるの?大学病院に連れて行くなんて理解できない。」
という冷たいお言葉でした。
もしかしたら、私がたかを他の病院で診てもらったことが
院長にはおもしろくなかったのかもしれません。
でも、そのときはきちんと伝言されていないかもしれないという思いのほうが強かったので、もう一度状況を説明したんです。

先生に診てもらってからたかの容態が悪化してしまった、
慌ててT病院に連れて行ったら低血糖でひどい状態になっていた、
インスリノーマが再発してる可能性があるから大学病院で診てもらうことになったが、
1週間後の検診まで目が放せない状況だから、その間預かってもらえないか、、、と。

院長はたかを心配するどころか、
自分のしていることがわかってるのかと言ってきました。
大学病院へ行ったらまたいろんな検査をされるし、
たかに負担をかけることになる、
うちに入院させたとして、もしその間にたかに何かあったらどうするのか、
たかのためにできるのは、このまま家で静かな時間を過ごさせることじゃないのか、
できる限り私と一緒にいさせることじゃないのか、
たかが何を望んでいるか考えてみなさい、と半ば説教じみたことも。
これが、院長が翌日まで待ちきれずに私に言いたかった内容のようです。

元はと言えば、院長が適切な診断をしなかったからこうなった。
院長の言うとおりにしていたら、たかはとっくに命を落としてた。
院長は、今目の前で苦しんでいるたかを見殺しにしろと言っているのと同じです。
悔しいのと悲しいのとで涙が止まりませんでした。

院長には余命3ヶ月と言われたけど、
今はそんな悠長なことを言ってる場合じゃないこと、
たかを救えるかもしれない道があるのだから、
そのためにも今はたかを何としても助けてあげたい、
それが私がたかにしてあげられることなんだということを訴えましたが、
私が泣きながら話していたせいもあって聞く耳持たず。
しかも、落ち着きなさいだとか冷静になりなさいだとか、
まるで私の気が変になっているみたいな言い方もされて。。。
最後は一晩よく考えるようなだめられ、電話が切れました。

確かにいろんな考え方があるし、
私のしていることを非難する人がいるのも当然だと思う。
院長の考えもわからなくもありません。
例えば、寝たきりになってしまったり、
病気が日に日に体を蝕んでいくという日常を目の当たりにしていく中で、
苦しみから解放してあげようと安楽死を考える。
化学療法だとか手術はあえてせず、残された時間を穏やかに過ごさせようとする。
そういう気持ちはわかります。
飼い主としては、時にはつらい選択をせざるを得ないことも理解しているつもりです。

でも、今回はちょっと違う。
たかの望むこと。
それは、もっともっと生きたいってことだと思うんです。
だからこんなに何度も大変な目に遭っても、
がんばってがんばって元気になってくれてるんだと思うんです。
たかは動けない状態ではない。
低血糖の症状さえなければ、ふつうのシニアのわんこと同様の生活が送れるんです。
助かる方法がまだあるんです。
それを病気だからもう仕方ない、諦めなさいというのはどうなんでしょう。

たかのことも飼い主である私のことも、院長はもっとわかってくれてると思ってた。
院長のおかげでニキビダニも治ったし、これまでだって親身に診てくれてた。
私はほんとに院長には感謝をしていたし、ずっと信頼してきた。
なのに。
なのに。
どうしてこんなひどいことを言うんだろう。
院長にだけは言われたくなかったです。
獣医という立場でありながら、自分の考えを押しつけてほしくなかったです。。。

私はいったい何を信じればいいのか。
誰のどの言葉を頼りにすればいいのか。
たかを失うかもしれない不安と、この裏切られたような気持ちに押しつぶされそうで、
とにかく悲しくてつらかったあの日。。。

でも。
何とか立ち直れました。
目の前が真っ暗だった私を救ってくれたものがあるんです。
それは・・・。


(さらに続きます〜)

posted by たかママ at 00:08| Comment(6) | TrackBack(0) | 病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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